Microsoft Failover Cluster (MSFC)でクォーラム領域障害時の復旧方法

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MSFCでクラスタを構成する場合、共有ストレージ上にクォーラム用LUNを作成し、
クォーラム領域として指定するパターンが多いと思います。

クォーラム領域にはクラスター監視用の様々なファイルが格納されており、
フェールオーバー時の死活判定など重要な役割を担っています。

さて、このクォーラム領域に障害が発生し内容が完全に失われた場合
どのように復旧するのでしょうか。


リストアする?バックアップが必要?

いえ、必要ありません。

大まかに以下の手順になります。

・ストレージの障害ポイントを復旧し(ディスク交換など)、クォーラム領域となるLUNを新たに作成します。
・サーバからクォーラム領域が参照できることを確認します。
・フェールオーバークラスタマネージャの記憶域からクォーラム領域を確認します。
 この時点では状態が「失敗」となっていると思われます。
・クォーラム領域を右クリックー>その他のアクションー>修復 から、新たなクォーラム領域となるLUNを選択します。
・クォーラム領域をオンラインにし、その他失敗しているリソースもオンラインにします。


実際には障害状況によって、この他にも様々な手順が必要になると思います。


また、そもそもクォーラム領域をバックアップデータからリストアすることはできないようです。

リストアできないため、バックアップを取る必要もないし意味もないという事ですね。



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