階層型アドレス帳 ツリー上の配布グループへの送信制限
階層型アドレス帳の階層ツリー(左側の階層エリア)に表示されている階層名は、
階層名を選択した状態でOutlookの宛先として追加することが出来ます。
階層名の実体は配布グループですので、
そのまま配下のメンバー全員にメールが送られます。
例えば、以下のような階層があったとします。
総務部
∟総務1課
∟総務2課
∟環境係
∟庶務係
ここで総務部を宛先として選択すると、
その配下の総務1課、総務2課、総務3課、環境係、庶務係のメンバー全員にメールが配信されます。
誤って選択した場合などは大変なことになりますね。
裏技的なのですが、階層名を宛先に選択しても
メールが送信できなくする方法があります。
管理者が階層ツリー上の配布グループのプロパティで、
「メッセージの配信制限」-「受信を許可する送信者」を設定します。
デフォルトでは「全ての送信者」にチェックが入っていますが、
「次の一覧に指定した送信者のみ」を選択し、administratorなど通常送信しないユーザをリストに入れます。
こうすることで、一般ユーザがその配布グループを宛先に追加しても、
エラーメッセージが表示され送信できなくなります。
ただし!
グローバルアドレス帳からその配布グループを選択した場合も、
同じようにエラーとなります。
まさに、あっちを立てればこっちが立たず状態です。
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