Windows Vista/Server 2008以降で導入された新しいブート・メニュー・システム、
「BCD(ブート構成データ)ストア)」
を使用し、サーバ起動時にブートメニューを表示させ起動時間を調整することができます。
通常、ブートメニューは表示されませんが、
BCDを使用してブートローダを複数作成することで表示されます。
「どのOSを起動させるか選びなさい」画面が表示され、
あらかじめ設定したタイムアウト秒数だけその画面に留まります。
つまりタイムアウト秒数だけ起動時間が遅れます。
その仕組みを利用します。
やることは2つ。
・ブートローダを追加
・タイムアウト値を設定
①ブートローダを追加
コマンドプロンプトで以下を実行します。
>bcdedit /copy {current} /d “Windows Server 2008 R2 second”
“Windows Server 2008 R2 second”の部分は名前なので、何でもかまいません。
ただし、1つ目のブートローダが”Windows Server 2008 R2″なので、それ以外を設定します。
コマンドプロンプトで以下を実行し、ブートローダが追加されたことを確認します。
>bcdedit
②タイムアウト値を設定
コマンドプロンプトで以下を実行します。
>bcdedit /set {bootmgr} timeout 30
“30”の部分に待機したい秒数を設定します。
コマンドプロンプトで以下を実行し、タイムアウト値が変更されたことを確認します。
>bcdedit
あとはサーバをリブートすれば、次回起動時からOS選択画面が表示されます。
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