Outlook オフラインアドレス帳更新の仕組み
Exchange2010のオフラインアドレス帳の更新についてまとめました。
<WEBベース配布の場合>
・基本的な流れ
サーバ上でオフラインアドレス帳更新(生成)
↓
配布ポイントにオフラインアドレス帳がコピーされる。
↓
Outlookクライアントにダウンロード
・Outlookクライアント上でオフラインアドレス帳が更新される頻度
キャッシュモードで常にOutlookが実行中の場合、24時間ごとにクライアントのオフラインアドレス帳が
自動的に更新される。
24時間の期間は、最後にオフラインアドレス帳が正常にダウンロードされた時点から起算される。
⇒この期間設定は変更できない。
・オフラインアドレス帳の次回ダウンロード予定時刻を確認する方法
最後にオフラインアドレス帳がダウンロードされた時刻を把握していない限り、
オフラインアドレス帳の次回ダウンロード開始予定時刻は分からない。
・Exchangeサーバでオフラインアドレス帳ファイルが更新される頻度
規定では毎朝5:00になっている。
管理コンソール上からスケジュールを変更することも可能。
・Exchangeサーバの配布ポイントにオフラインアドレス帳がコピーされる頻度(ポーリング間隔)
規定では480分ごとに更新をチェックする。
管理コンソールの「オフラインアドレス帳配布」->「owa(default web site)」->ポーリング間隔(分)」
で変更できる。
※この設定をあまり短くするとサーバのパフォーマンスに影響するので注意。
最初のポーリングは、Microsoft Exchangeファイル配布サービスの開始時に実行される。
⇒Microsoft Exchange ファイル配布サービスを再起動すると、オフラインアドレス帳の内容がOutlookクライアントに即座に反映される。
(参考)
Outlook 2003 および Outlook 2007 でのオフライン アドレス帳の管理
http://support.microsoft.com/kb/841273/ja
Outlook 2010 で Exchange キャッシュ モードの展開を計画する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179067.aspx
オフライン アドレス帳について(Exchange2010のヘルプ)
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb232155.aspx
Troubleshooting Offline Address Book Generation on Exchange 2010
http://blogs.catapultsystems.com/IT/archive/2010/03/11/troubleshooting-offline-address-book-generation-on-exchange-2010.aspx
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